【新聞ウォッチ】月見草になれなかったF1、富士での開催見送りへ

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【新聞ウォッチ】月見草になれなかったF1、富士での開催見送りへ
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年7月2日付

●首相、2閣僚を補充、反対強く党人事断念(読売・1面)

●景況感なお低水準、6月短観(読売・11面)

●全日空・日航資金で明暗(読売・11面)

●新車6月も下落緩む、エコカー減税追い風(朝日・10面)

●GM、10日までの決着要請、破産裁判所に、新会社巡り(朝日・11面)

●電気自動車40台を神奈川などに導入、郵便事業会社(産経・12面)

●「富士」F1撤退へ、トヨタ「見返り少ない」、ファンの目さらに厳しく(産経・16面)

●ハイブリッド車向け電池、日立、70万台分に増強、GMなどに供給(日経・1面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が富士スピードウェイ(FSW)でのF1日本GP開催を2010年以降見送る方向で最終調整に入ったという。「今月中にも発表する」としており、きょうの産経と日経も取り上げている。

すでに、「F1富士撤退」のニュースは5月末に朝日が“特報”したが、トヨタ側の公式コメントはなかった。記事の信憑性を問われていたが、1日付の毎日が朝刊で追随、その日の夕刊には読売も掲載した。

きょうの産経はスポーツ面に解説記事を掲載しており、その中で「撤退は、親会社のトヨタの厳しい経営状況下での判断として尊重するべきであろう」としながらも「F1という大きな国際イベント開催への社会的責任を、どうとらえているか、首をかしげざるを得ない」として「今になって、見返りが少ないでは、見通しの甘さも指摘されよう」としている。

折しも今年は作家太宰治の生誕100年、その「富嶽百景」の作品で「富士には月見草が良く似合う」と詠んだが、富士に「F1」は似合わなかったようだ。

《福田俊之》

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