ブリヂストンは2日、ブリヂストングループ「環境宣言」を新たに定めた。
これは2002年に制定した「環境理念」を改訂したもので「未来のすべての子どもたちが『安心』して暮らしていくために」という同社の思いと、それを実現するための環境経営活動の基本姿勢について宣言したもの。
これまでの環境理念では、同社の環境への姿勢を表していたが、グループ一丸となって環境経営活動を加速させるため、環境宣言では、具体的な3つの領域とそれらを支える2つの基軸を明確に示した。
これに基づき、グループの事業全体で更に上の環境経営活動を推進していく方針だ。
3つの領域は、グループの事業活動そのものである「商品・サービス」と「モノづくり」の領域に加え、本業以外の分野での活動を表す「社会貢献」の3領域で環境活動を推進していくことを示す。2つの基軸は、これら3領域での活動を支え、継続的に改善していく基盤として「環境マネジメントシステム」と「環境コミュニケーション」を充実させていくことを表している。
同社グループは、企業理念のミッションの一つとして「地球環境の保全に貢献」を掲げており、2003年から環境経営活動を経営の最重要課題の一つとして積極的に実践している。生産活動における環境負荷軽減活動をはじめ、環境対応商品の開発・販売やリトレッド事業の展開など、今後も事業領域の広がりを踏まえた、多様性のある環境経営活動を強化するとしている。