国土交通省は3日、2008年度の宅配便等取扱実績をまとめ発表した。それによると、トラック運送による宅配便取扱個数は、前年度比0.6%減の31億7749万個となり、「宅配便」が始まって以来、初の減少に転じた。世界的な景気低迷の影響を受け、法人からの荷物の減少が著しかった。
取扱数ベストテンを見ると、首位はヤマト運輸の「宅急便」で、前年度比0.3%減の12億3053万個。次いで佐川急便の「飛脚宅配便」が1.1%増の10億6110万個で続き、3位は日本通運の「ペリカン便」(3億2786万個、2.5%減)、4位が郵便事業会社の「ゆうパック」(2億7706万個、2.0%増)だった。
上位4便で全体の91.1%のシェアを占めている。
一方、2008年度のメール便取扱冊数は、3.6%増の50億906万冊だった。1位は郵便事業会社の「ゆうメール」で、7.5%増の24億2489万冊、2位はヤマト運輸の「クロネコメール便」で、1.2%増の22億3160万冊だった。