タングーLNGプロジェクトは6日、インドネシア共和国西パプア州の液化天然ガス(LNG)生産・出荷設備からLNGの第1船を出荷した。
この第1船出荷で、同プロジェクトは2005年3月の最終投資決定から約4年の期間を経て本格的な操業を開始したことになる。
第1船となるLNG船「タングーフォジャ号」は、韓国のポスコ社が受け入れを行う韓国南部の光陽LNG受入基地に向かう。
同プロジェクトは、オペレーターであるBPをはじめとするタングー権益保有者、インドネシア政府、コントラクター、特に西パプア州の地域コミュニティとの緊密な協力により実現した画期的事業で、新たなガス供給ソースとして日本を含む世界のエネルギー市場に貢献すると期待されている。
タングーLNGプロジェクトは、ボンタン、アルンに続くインドネシアの第3の大型LNGプロジェクトで、西パプア州ビントゥニ地区に位置するウィリアガール、ベラウ、ムツリ鉱区内の6つのガス田を開発・生産してLNGを供給する。