【燃費男 1000マイル無給油 挑戦】新たなる記録へ

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【燃費男 1000マイル無給油 挑戦】新たなる記録へ
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燃料の残量が2目盛だけとなりながらも、そのまま走行し関門大橋を渡って九州上陸です。交通量の少ない九州自動車道を70km/h弱まで速度を下げてエコランを続けても、燃料計は1目盛となり、私の地元である北熊本SAに着く少し前に警告の点滅が始まりました。

宮原SAから先は鹿児島ICを越えるまでガソリンスタンドが無いのですが、ガス欠の際には携行缶に積んだガソリンで救助する、という由良さんからの申し出で、桜島SAまでを何とか走りきり、ここで、ギブアップ。由良さんの携行缶から給油した時点での走行距離は1388.1km。平均燃費は33.1km/リットル、平均速度65km/hと表示されていました。

この時点でユラプリ号は、走行距離1396km、平均燃費は34.2km/リットル。まだ充分なガソリンが残っており、この後はユラプリ号の1000マイル越えをサポートするため新型プリウスの先導で下道を走ります。アップダウンの激しいジェットコースターのような指宿スカイラインを走る予定を変更し、国道3号線を走り熊本空港を目指すことになりました。

芦北ICから乗ろうとした時にユラプリ号は1609km=1000マイルを越え、その証拠写真を撮る為にICの入り口でちょっと停止。後は、そのまま高速道路を北へ向かい、益城・阿蘇熊本空港ICで降りて、熊本空港の駐車場で記念撮影。ここでのユラプリ号は、総走行距離1677.2km、燃費計では34.5km/リットル。まだ2目盛のガソリンを残していました。近くのガソリンスタンドに移動し、1000マイルクラブの正式ルールに則り、このスタンドまでの距離、1685.3km、燃費計の34.4km/リットルが記録として残りました。

さて私が桜島SAでリタイヤした時の1388.1kmで33.1km/リットルという燃費から計算すると、使ったガソリンは41.9リットル。燃料警告灯が点滅を始めた時に残っているのが7リットルほどのはず。桜島SAに辿り着いた時には、ガソリンが殆ど残っていなかったはずなのに、この数字はどうしたことでしょう?30型は車体を傾けて給油する「超満腹満タン法」では、逆に完全な満タンにできないのではという意見もあり、これはプリウスの開発主査にでも質問して、解決しておかなければならない課題です。

高速道路を使った今回のチャレンジでは、新型プリウスでの1609km=1000マイル越えを達成することはできませんでしたが、1000マイルクラブ始まって以来の最短時間で1000マイルに達したという記録が生まれました。また、ドライバー交代を告知していたSAやPAで必ず待ち受けてくれていた何台ものプリウスと交歓会ができたという点でも、このチャレンジは成功だったと考えています。

7月22日には宮野氏の新たなる挑戦「九州一周チャレンジ」がスタートする。ガソリンを満タンにした状態で九州一周約2400kmをどこまで走れるかというもので、宮野氏自身がオーストラリアで打ち立てた2348.3kmというギネス記録の更新を目指す。

《宮野滋》

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