三井造船、誰でも操作可能なディーゼルエンジン計測器を開発

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三井造船は9日、100%出資子会社の三造テクノサービスとともに、大型舶用主機ディーゼルエンジンのシリンダコンディションの検査に使う、シリンダライナ内径の計測器「MES電子シリンダゲージ」を開発し、販売を開始した。

船舶を安全・正確に運航するためには、定期的な検査が必要だが、中でもディーゼル主機関のシリンダ摩耗量の把握は重要な作業だ。摩耗を放置すると、熱効率の低下や排ガスエミッションの悪化、燃焼トラブルなどの恐れもある。

シリンダ摩耗を知るためには定期的なシリンダライナの内径計測が必要。しかし、従来の計測器による計測作業は、熟練を要し、人がシリンダライナ内に入って計測を行うために作業環境が厳しく船員の負担が大きい上、計測時間が長いため、機関のメンテナンス作業を長時間中断する問題があった。
 
MES電子シリンダゲージは、計測に特別な訓練が不要で誰にでも操作ができ、人がシリンダ内に入る必要がなく安全快適に計測作業を進められ、電子システムによって短時間での計測が可能としている。また、MES電子シリンダゲージで取得したシリンダ計測データは、同社開発のe-GICS(主機ディーゼルエンジンの遠隔診断システム)に送信することができ、e-GICSによるメンテナンス診断も可能だ。

《レスポンス編集部》

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