「成功のためにはコストと収入にフォーカスする必要がある。収入での成功とは、消費者が求める車、スタイリッシュで高品質で低燃費の車を生産し、いち早く市場に届けることだ」とフリッツ・ヘンダーソン社長兼CEOは語る。
米ゼネラルモーターズ(GM)は10日、連邦破産法11条による整理・管理を経て、新体制で業務を開始したと発表した。
再生過程において、GMは4つのコア・ブランド=シボレー、キャデラック、ビュイック、GMCにリソースを集中することにした。そして車種名も、2010年までに北米では4ブランド合計で34モデルに絞り込む。モデル数を厳選することにより、1車種あたり投入できるリソースが増え、商品力の向上につながる。
最近の経済状況でも、GMの新型車は存在感を維持していると同社は自負する。例えば北米市場では、新型シボレー『カマロ』はライバルに対し優位を示し、シボレー『エクィノックス』、キャデラック『SRX』、ビュイック『ラクロス』など発売直後の販売状況は好調だという。
今2009年後半はキャデラック『CTSスポーツワゴン』とGMC『テレイン』がデビューし、10年はシボレー『ボルト』、『クルーズ』、キャデラック『CTSクーペ』が登場する。
さらに新型車攻勢は、ラテンアメリカ市場のシボレー『アジャイル』、アジア太平洋市場のシボレー・クルーズ、ビュイック『エクセル』、欧州市場の新型オペル『アストラ』と、世界規模だ。
★GMは消費者の求める良い車を作るビジネスに復帰する。
★新生GMは旧GMの最強の資産を引き継ぎ誕生する。
★4つのコアブランドをアメリカ最大最強のディーラー網が支援する。
★世界市場をベースにしたスリムな組織。より速い決定を可能にし、消費者の要求により的確にフォーカスする。