三井造船、艦船工場内に鋼板の曲げ加工工場を新設

自動車 ビジネス 企業動向

三井造船は、玉野事業所(岡山県玉野市)艦船工場内に造船用鋼板の曲げ加工を行う工場を新設すると7月14日に発表した。完成・稼働は今年12月の予定。

船舶建造で、船首・船尾部、船側と船底の接合部は鋼板を曲面にする必要があり、玉野艦船工場では、1000t、1200tのプレス機などにより作業を行なっている。

しかし、機械の老朽化や工事量の増大により処理能力がオーバーし、現在作業の一部を外注している状況。

さらに、2009年以降、CSR(共通構造規則)適用船建造時には、鋼板の板厚増に伴い、工事量の増加が避けられない状況にある。こうした状況に対処し、外注の内製化によるコスト削減を図るため、曲げ工場を新設し、新たに2000tのプレス能力があるシップベンダー(鋼板を曲げるための機械)を導入する。

導入するシップベンダーは、金型を取り付けることにより、鋼板の直角曲げと曲面曲げの両方に対応可能な機種であり、鋼材の長さも20mまで加工可能。また、従来から使用している1000tプレス機と、ぎょう鉄作業定盤を新設工場に移設し、曲げ工程作業の集約も進め、作業の効率化を図る。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  2. トヨタ『GRカローラ』に2026年型、米国は2グレード展開で今秋発売へ
  3. 「思いの外セクシー」普通二輪で乗れるロイヤルエンフィールドの新型クラシックモデルに、SNSでは興奮の声
  4. トヨタ『ライズ』、5色のカラフルなフルーツテーマで登場…土曜ニュースランキング
  5. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る