新日石、東京国税局の更正処分の取り消しを求める

自動車 ビジネス 企業動向

新日本石油は7月23日、原油のヘッジ取引に関して東京国税局が行った更正処分の取消しを求め、東京地方裁判所に訴訟を提起した。

同社は、需要家等にTES(A重油や灯油による電熱エネルギー供給システム)により発電した電力、または発電に必要なA重油などを長期間固定した価格で販売する事業を行っている。この事業に際しては、原燃料となるA重油などの製造原価を構成する原油価格の変動リスクを低下させ、キャッシュフローを固定化することを目的に原油先物スワップ取引を行っている。

しかし、2006年10月に、東京国税局は同社に対して2003年度、2004年度分のヘッジ取引に関し、法人税の更正処分を言い渡した。同年12月、同社は、国税不服審判所長に対し、同処分の取消しを求める審査請求を行ったが、2009年1月に、同審判所長は、審査請求を棄却する裁決を行った。

同社では、東京国税局の行った更正処分は、ヘッジ取引に関する法人税の解釈・適用を誤った違法なもので、ヘッジ取引の存在意義を失わせるものであり、これを受諾することはできないとして、更正処分の取消しを求め東京地方裁判所に対し訴訟を提起することにしたという。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産エクストレイル“NISMO”と“AUTECH”の魅力を元プロ野球選手・山﨑武司が語る!PR
  3. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  4. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  5. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る