【新聞ウォッチ】トヨタGM合弁、“生産”から“精算”へ

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【新聞ウォッチ】トヨタGM合弁、“生産”から“精算”へ
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年7月24日付

●GM合弁工場トヨタ精算へ(読売・2面)

●「VWが逆買収」で決着へ ポルシェ社長ら退任(読売・8面)

●フォード黒字転換、5四半期ぶり(読売・8面)

●プリウス、不安な補助金、注文殺到、納車は期限後?(朝日・15面)

●経団連・夏季フォーラム開幕、パナソニック会長出席せず(毎日・4面)

●ぶつからない車、全方位センサーで検知、日産が技術力アピール、米市場投入へ(産経・10面)

●NY株一時9000ドル台回復(日経・1面)

●電気自動車を本格量産、三菱自と富士重、実用性高め普及促す、東電・日本郵政・神奈川県庁に納入(日経・9面)

●三菱自、小型車増産へ、名古屋製作所、エコカー減税受け(日経・9面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が米ゼネラル・モーターズ(GM)との合弁工場「NUMMI(ヌーミー)」(米カリフォルニア州)を清算する方針という。きょうの日経が1面準トップで報じたのをはじめ、各紙が取り上げている。

ヌーミーの存廃を巡っては、経営破綻したGM側の事情で撤退が正式に決まって以降、トヨタは存続を含めて検討を重ねてきたが、「北米での過剰な供給能力、同工場の生産性の低さなど課題が山積するなかで『トヨタ単独で継続するのは難しい』(幹部)とみている」(日経)と判断。8月中にも正式決定するという。

トヨタが国内外の大規模工場を閉鎖するのは初めてのケース。トヨタは現時点では「他の工場で閉鎖を検討している拠点はない」としているが、世界的な景気回復が遅れれば、今回のような「ドライな決断」を再び迫られる可能性がある、と日経は指摘している。

ヌーミーの精算で、富士重工の米生産子会社スバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ(SIA)での『カムリ』の生産委託は当面継続される模様だが、経済合理性を優先すれば、SIAが次の標的になる公算が大きい。

《福田俊之》

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