【スバル レガシィ ツーリングワゴン 試乗】問題はボディサイズ…岡本幸一郎

試乗記 国産車
【スバル レガシィ ツーリングワゴン 試乗】問題はボディサイズ…岡本幸一郎
【スバル レガシィ ツーリングワゴン 試乗】問題はボディサイズ…岡本幸一郎 全 3 枚 拡大写真

ボディサイズとデザインテイストはガラッと変わったが、本質は変わっていないし、ハードウェアとしては着実に進化していることは間違いない。普通だったら、これほど上級移行したわりには、価格がそれほど上がらなかったのは偉いという話にもなるだろう。しかし、『レガシィ』の場合はどうかな…?  

気がかりなのは、従来の4代目までのレガシィを気に入って愛用していた人が、次に何に乗ればいいのかということだ。むろんスバルにとっては、限られたラインアップの中で、これからのあり方を考えたときに、レガシィはこうなるべきという結論に達したのもわからないでもない。  

それでもユーザーにとっては、さすがにここまで大きくなると、おいそれと乗り換えられない人が多いのではないか? 『インプレッサ』や『アネシス』もあるわけだが、それらでは満足できないという人のほうが多いだろう。 

もちろん、新型レガシィが気に入っているのなら、迷わず買っていいと思う。よくできたクルマには違いないし、このぐらいの出費でこれほどのクルマが買えるというのは、本当にお買い得だと思う。  

デザインは好みによるとして、やはり問題はボディサイズだ。レガシィのコアバリューを受け継いだ、4代目と同程度のサイズのクルマが、なんらかの形で存在してくれるといいのにと願う次第である。  

■5つ星評価 
パッケージング:★★★★★ 
インテリア/居住性:★★★★ 
パワーソース:★★★★ 
フットワーク:★★★★ 
オススメ度:★★★★★   

岡本幸一郎|モータージャーナリスト 
1968年富山県生まれ。学習院大学卒業後、自動車メディアの世界へ。自動車情報ビデオマガジン、自動車専門誌の記者を経て、フリーランスとして活動を開始。最新モデルからヒストリックカー、カスタマイズ事情からモータースポーツ、軽自動車から輸入高級車まで、幅広い守備範囲を自負する。現在は WEB媒体を中心に執筆中。「プロのクルマ好き」として、常に読者にとって役に立つ情報を提供できるよう心がけている。

《岡本幸一郎》

岡本幸一郎

1968年、富山県生まれ。学習院大学を卒業後、自動車情報映像の制作や自動車専門誌の編集に携わったのち、フリーランスのモータージャーナリストとして活動。幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでもスポーツカーと高級セダンを中心に25台の愛車を乗り継いできた経験を活かし、ユーザー目線に立った視点をモットーに多方面に鋭意執筆中。日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る