森ビルシティエアサービス(MCAS)は7月28日、東京都心アークヒルズヘリポート - 成田国際空港間をヘリコプターとハイヤーで結ぶ「成田エアラインコネクションサービス」を9月16日から開始すると発表した。
自宅、会社、ホテルなどと都心にある複合商業施設「アークヒルズ」(東京都港区)との間をハイヤーで、アークヒルズヘリポートと成田へリポート(千葉県佐倉市)との間をヘリコプターで、成田ヘリポートと成田国際空港ターミナル(千葉県成田市)との間をハイヤーで結ぶ。
アークヒルズヘリポートは東京都心部で唯一の民間旅客が利用可能なヘリポートであり、成田エアラインコネクションサービスを利用すると、都心 - 成田国際空港間のアクセス時間は約30分(飛行時間約15分)となり、従来の交通機関と比較して大幅に短縮する。成田空港を利用する国内外のエグゼクティブの利用を見込む。
サービススケジュール は1日最大22便(赤坂発12便、成田発10便)。予約がない場合は運行されない。使用するヘリコプターは、日本初お目見えとなるユーロコプター「EC135エルメスエディション」とユーロコプター「AS355」(スタンダード)。いずれも座席数は4 - 5人。
利用料金(1人)はスタンダード機:片道5万円、往復9万円、エルメス機:片道7万5000円、往復13万5000円。12月末まではキャンペーン料金として、それぞれ3万8000円、7万円、5万7000円、10万5000円の設定。予約受付開始は8月17日。事業開始予定日は9月16日で、国土交通省東京航空局に対し事業認可申請中。
MCASは森ビル株式会社の100%出資子会社で旅行事業を展開する。サービスの窓口業務はMCASが担当、ヘリコプター運行およびアークヒルズヘリポートと成田ヘリポートの運航管理業務はエクセル航空、ハイヤー運行は松崎交通、日本交通、日の丸リムジンが実施する予定。
従来、チャーターサービスとして同様のルートでその都度運行していたが、あらかじめ時刻を設定し、さらに便数を増やし、ほぼ定期運行レベルで本格的に事業展開するもの。