電流センサ市場、年成長率は17%---矢野経済研究所

自動車 ビジネス 企業動向

矢野経済研究所は、「車載用電流センサ市場の調査」を実施し、その結果をまとめた。

調査したのは2009年4 - 6月にかけて、車両システムメーカ、電流センサメーカなどを対象に同社専門研究員が直接面談などで調べた。

調査結果サマリーによると、2009年の車載用電流センサ市場は126億8100万円、前年比27.4%増と成長が続く見通し。2009年は、世界的に乗用車の販売台数が落ち込む見通しだが、出荷数量ベースでも1334万個、同26.1%増を見込む。

2009年車載用電流センサ市場全体のうち、約9割が補機バッテリ用。補機バッテリ用は充放電制御システムに使用されており、今後も燃費向上を目的に搭載率は高まる見通し。残る1割はハイブリッド車/電気自動車のバッテリモニタリング用やモータ制御用で、今後はこれらの車両の普及拡大に併せて市場が伸張する見通し。

日欧を中心とした乗用車への充電制御システムの搭載率向上、世界的なハイブリッドカー、電気自動車の普及に加え、乗用車市場の回復を背景に、車載用電流センサ市場は大きく伸張すると予測。2015年までの年平均成長率は出荷数量ベースで17.7%、出荷金額ベースで15.1%程度と予測する。

《レスポンス編集部》

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