【新聞ウォッチ】上方修正のホンダ、赤字のまま据え置く日産

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【新聞ウォッチ】上方修正のホンダ、赤字のまま据え置く日産
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年7月30日付

●エアバッグ作動時金属片でケガ、ホンダ「インスパイア」などリコール(読売・35面)

●MSとヤフー提携、両社発表、グーグルに対抗(朝日・1面)

●ホンダ、日産営業黒字、4-6月期、コスト削減で確保(朝日・11面)

●BMW、F1撤退へ(朝日・29面)

●Eクラスに14年ぶりクーペ(産経・10面)

●日産、中国に新工場、ホンダは販売3万台増(産経・10面)

●米社軸受け事業トヨタ系が買収、ジェイテクト(東京・8面)

●ポルシェ6700億円赤字へ、今期(日経・7面)

●明電舎と小野測器、車の試験装置で提携合意を発表(日経・11面)

ひとくちコメント

ホンダと日産自動車が09年4 - 6月期の連結決算を発表した。きょうの各紙が取り上げているが、中でも朝日と日経は「本業のもうけを示す営業利益がそろって黒字」(朝日)と「黒字転換」を強調。「ホンダと日産の業績に底入れ感が出てきた」(日経)と報じている。

ただし、今期の通期見通しになると、「エコカー明暗くっきり」(東京)と、ホンダが営業利益を従来予測より600億円増の700億円、純利益を150億円増の550億円にそれぞれ上方修正したのに対し、日産は「上方修正は時期尚早」(志賀俊之COO)として、従来予測(営業損益=1000億円、純損失=1700億円)のまま据え置いている。

為替レートなどの変動要因の影響で予測しにくい面も多いが、想定レートをホンダは1ドル=91円と見込んでいるのに対し、日産は95円。堅めに予測するホンダと、ポジティブに想定する日産との企業体質の差も浮き彫りになった。

《福田俊之》

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