ジェイテクト、米社の軸受事業を買収

自動車 ビジネス 企業動向

ジェイテクトは、米国ベアリング製造大手のザ・ティムケン・カンパニーからニードル軸受事業を買収すると発表した。買収価格は約290億円。

ジェイテクトは、ベアリング、ステアリング、駆動系部品、工作機械などの商品群を開発・製造・販売しているが、自動車用軸受事業分野で世界トップの技術力、提案力を持つ企業を目指しており、そのためにはニードル軸受分野の強化が最優先課題となっていた。

ティムケンのニードル軸受事業を買収することで、ジェイテクトの同分野における生産面、技術面、市場面の強化が図れ、世界中の顧客のニーズに対応が可能になると判断した。

自動車業界では、低燃費・低排ガス車の需要増大を受け、高品質のニードル軸受は重要度を増しており、今後大きな成長が見込まれている。今回の買収により、ジェイテクトのニードル軸受関連製造技術を拡幅させ、北米・欧州・アジアでグローバルな生産・販売体制を確立する。特に、駆動部位の製品群が拡充されることで、顧客に対してより包括的な提案が可能となり、自動車用軸受製品全体の販売強化につなげる考え。

今回買収するニードル軸受事業は、従業員3400人、生産拠点が米国、ドイツ、フランス、チェコ、中国、カナダ、スペインの12か所、開発拠点が米国、ドイツ、チェコの3か所。事業の前期の売上高は6億2100万ドル、事業資産は4億5700万ドル。

《レスポンス編集部》

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