【新聞ウォッチ】愛煙家には近寄りがたい 日産新社屋とEV「リーフ」

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【新聞ウォッチ】愛煙家には近寄りがたい 日産新社屋とEV「リーフ」
【新聞ウォッチ】愛煙家には近寄りがたい 日産新社屋とEV「リーフ」 全 4 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年8月3日付

●日産初の電気自動車、価格300万円台に(読売・2面)

●日産、反撃の「目玉」EV「リーフ」量産効果で価格抑制(読売・7面)

●夏休みでも旅より家、ネットで充実生活「巣ごもり族」増殖中(産経・3面)

●今週の予定、トヨタの4-6月決算(産経・10面)

●日産、新本社横浜に完成(東京・3面)

●日航、システム障害、羽田で2便欠航(東京・23面)

●ゴーン社長「ガソリン車よりコストは割安に」(日経・9面)

●ホンダ太陽、「親」が見習う手作り職場(日経・11面)

ひとくちコメント

きょうの各紙が大きく取り上げているが、日産自動車が横浜市のみなとみらい21地区に完成したグローバル本社ビルのオープニングセレモニーと合わせ、来年秋に発売予定の電気自動車(EV)『リーフ』を報道陣に初公開した。 

「エコ車主役狙う」(朝日)、「“本命”エコカー、ハイブリッド車追う」(産経)、「価格300万円台に」(読売)など、先行するハイブリッド車を意識した内容の記事が際立つ。現に、竣工式後の記者会見でカルロス・ゴーン社長は「(ヘビースモーカーではないが)少しでもタバコを吸う人と、全く吸わない人とは意味が違う」と、喫煙に例えて「ハイブリッド車はガソリン車の延長で少し吸う人と同じだ」とゼロ・エミッションの電気自動車との違いを強調した。

「リーフ」の発表会では、ゴーン社長の運転で、助手席に小泉純一郎元首相、後部座席には松沢成文神奈川県知事と任期途中で辞任する中田宏横浜市長を乗せて、ステージに登場。小泉元首相も松沢知事も「発進がスムーズで静か」と初乗りの感想を話す。

また、祝賀パーティーで、松沢知事は「リーフには灰皿が付いていない」と指摘し、神奈川県が目指す嫌煙運動にふさわしいと祝辞を述べた。ちなみに日産の新本社ビルも全館禁煙。来客用の喫煙ルームもない。「吸いたい人はビルの外に出なければならない」(ゴーン社長)という。日産も電気自動車も愛煙家には近寄りがたいようだ。

《福田俊之》

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