【スバル レガシィ ツーリングワゴン/B4 試乗】まっさらな気持ちで眺めれば…森口将之

試乗記 国産車
【スバル レガシィ ツーリングワゴン/B4 試乗】まっさらな気持ちで眺めれば…森口将之
【スバル レガシィ ツーリングワゴン/B4 試乗】まっさらな気持ちで眺めれば…森口将之 全 2 枚 拡大写真

ボディもエンジンもひとまわり大きくなり、デザインまで肉食系に一新して登場した新型『レガシィ』。その激変ぶりに戸惑う人もいるようだけど、中身がそれ以上に変わっている点にも注目すべきだ。  

たとえばエンジンマウントは、スバル『1000』以来43年ぶりの新設計。これがアイドリングの振動や不快なノイズを抑え、水平対向エンジンのバランスのよさだけを味わわせてくれる。  

2.5リットルターボエンジンはタービンの配置を換えた結果、2000rpmという低回転からトルクを立ち上げるようになり、同じ2.5リットルの自然吸気とコンビを組む新開発のCVTは、発進停止をスムーズにやってのけるうえに、SIドライブのモードに合わせて制御をはっきり変えるなど芸が細かい。  

インプレッサ譲りの足回りは、乗り心地こそ車種によってバラつきがあるけれど、素直なハンドリングはボディの大きさを感じさせない。  

あらゆる部分が予想以上に進化している。なのに価格は旧型とほとんど同じなのだ。レガシィ20年の歴史を脇に置いて、まっさらな気持ちで眺めれば、いいクルマに映るはずである。  

■5つ星評価 
パッケージング:★★★★ 
インテリア/居住性:★★★★ 
パワーソース:★★★★ 
フットワーク:★★★ 
オススメ度:★★★★  

森口将之|モータージャーナリスト 
試乗会以外でヨーロッパに足を運ぶことも多く、自動車以外を含めた欧州の交通事情にも精通している。雑誌、インターネット、ラジオなどさまざまなメディアで活動中。著書に『パリ流 環境社会への挑戦』、『クルマ社会のリ・デザイン』(共著)など。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. 新型ダイハツ『ムーヴ』用エントリー車高調が早くも登場! タナベ「サステックプロCR」
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る