新明和、クアラルンプール市からごみ貯留排出機を受注

自動車 ビジネス 企業動向
新明和、クアラルンプール市からごみ貯留排出機を受注
新明和、クアラルンプール市からごみ貯留排出機を受注 全 1 枚 拡大写真

新明和工業は3日、マレーシアのクアラルンプール市役所から、ごみ貯留排出機『ダストスクリュ』57台を受注したと発表した。同社の子会社ShinMaywa (Malaysia) Sdn. Bhd.が、現地の協力会社を経由して受注したもの。

ダストスクリュは、投入されたごみを投入口のスクリュで圧縮・減容して貯留する装置。密閉構造なので、においがもれることが少なくごみを貯留でき、作動は低騒音なので住宅などに適したごみ収集システムだ。使用者は、いつでも好きなときにごみを捨てられ、ボタンを押すだけで収集車への積み替えが行なえる。

クアラルンプール市営の集合住宅では、ごみを回収・貯留する建屋が居住棟とは別に併設されている。従来、家庭から出たごみは240リットルの容器で回収し、そのまま貯留するか、もしくは一時貯留用のオープンコンテナに移し代えたごみを、塵芥車で収集していた。

しかし、ごみの量が増加傾向にあり、市民のごみに対する関心も高まってきたことを背景に、「衛生的かつ効率的にごみを貯留・収集する装置」の導入が決定され、これを受けて2007年に、新明和工業はクアラルンプール市にダストスクリュ65台を納入した実績があった。これらすべてが現在も稼働しており、その品質、性能は高い評価を得ている。

今回受注した57台は既存の集合住宅に設置するもので、これにより、クアラルンプール市内で稼働する公共物件でのごみ貯留排出機は、過半数を新明和工業製が占めることになる。

クアラルンプール市では、従来のごみ収集方式を継続している既存の市営集合住宅および新規建設予定案件に対しても、今後ダストスクリュ方式の導入が検討されている。いっぽう従来方式が主流の商業施設などにおいても、ダストスクリュ方式への置換えが期待できる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. “夏ドライブ”の快適性を上げる、便利アイテム2種5品[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る