トヨタ、米国新車販売は11.4%減…7月実績

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トヨタ、米国新車販売は11.4%減…7月実績
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米国トヨタ販売は3日、7月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は17万4872台で、前年同月比は11.4%減と、6月の34.6%減よりは持ち直した。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラーセダンの『カムリ』が19.4%減の3万3974台と6月の39%減から回復。『カローラ』も14.1%減の2万9593台と、6月の54.6%減から立ち直りを見せる。5月下旬にモデルチェンジした『プリウス』は、29.7%増の1万9173台と、日本同様に人気が高い。

しかし、『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)は、前年同月比36.4%減の5483台と、引き続いて不振。1月に発売した新型クロスオーバー『ヴェンザ』は5780台を販売し、6月の4521台よりも台数を上乗せした。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、『RAV4』が前年同月比32.5%増の1万5912台と、2か月連続のプラスを維持。また、中型SUVの『ハイランダー』は39.1%増の9407台と大幅な伸びを記録した。小型ピックアップトラックの『タコマ』も、7.6%増の1万2552台と人気が出てきた。

レクサスブランドでは、新型を2月に投入した『RX』が7811台を販売し、前年同月比10%増と引き続き好調。しかし、『ES』は21%減の4393台、『IS』は15.2%減の4029台、『LS』は40.4%減の874台と、本格的な回復はまだ先だ。

米国トヨタ販売のジム・レンツ社長は、「7月下旬に開始されたCARS(カー・アローワンス・リベート・システム=スクラップインセンティブ)の効果が大きい。7月最終週だけでも、多くの顧客が燃費のいい新車に乗り換えた」と、CARS効果の大きさに驚いている。

中でもプリウスなどのハイブリッド車は人気で、7月のトヨタ/レクサス合計のハイブリッド車の販売台数は、前年同月比19.3%増の2万4295台に到達している。

《森脇稔》

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