ホンダ、米国新車販売は17.3%減…7月実績

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ホンダ、米国新車販売は17.3%減…7月実績
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米国ホンダは3日、7月の新車セールスの結果をまとめた。総販売台数は11万4690台で、前年同月比は6月の32.4%減から持ち直し、17.3%のマイナスとなった。

ホンダブランドの乗用車系は、『フィット』が前年同月比27.6%減の8876台と、5か月連続の前年実績割れ。主力車種の『アコード』も、6月の42.1%減からは持ち直したものの、28.1%減の2万9774台にとどまった。

好調なのは『シビック』。7月は3万0037台を販売し、前年同月比は6月の49.7%減から3.1%増へ、一気に回復を遂げた。

しかし、販売回復への起爆剤効果が期待された新型『インサイト』は、7月は2295台を販売。4月2096台、5月2780台、6月2079台、と意外にも伸びておらず、トヨタ『プリウス』のようなヒット作にはなっていない。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、6月の回復から一転、前年実績を割り込んだ。『オデッセイ』が6月の前年同月比11.8%増に対して、7月は48.3%減の6785台、『パイロット』は6月の7.7%増に対して、7月は15.3%減の6340台に落ち込んだ。しかし、『CR-V』は9.9%増の1万9151台と、唯一の健闘を見せている。

アキュラブランドでは、『TSX』が前年同月比35.8%減の2232台と、新車効果が息切れ。『TL』は16.5%減の3309台、『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)は75.4%減の131台と極度の不振だ。SUVもマイナーチェンジ直前の『MDX』が28.9%減の2471台、『RDX』が62.5%減の519台と低迷した。

米国ホンダのジョン・メンデル上級副社長は、「7月下旬にスタートしたCARS(カー・アローワンス・リベート・システム=スクラップインセンティブ)により、シビックとCR-Vの販売が伸びた。7月は今年最高のセールス結果」と、コメントしている。

《森脇稔》

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