【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「最高の画質・音質を目指したハイエンド」…アルパイン VIE-X08

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【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「最高の画質・音質を目指したハイエンド」…アルパイン VIE-X08
【カーナビガイド '09 開発者インタビュー】「最高の画質・音質を目指したハイエンド」…アルパイン VIE-X08 全 13 枚 拡大写真

差分データによるオンライン高速道配信に対応

----:ナビゲーション機能についてはいかがでしょうか。X08の特徴的な機能などあれば教えてください。

【画像全13枚】

有福氏:ナビの質でこだわったのは、まず地図の鮮度です。HDDナビの場合、地図更新がDVDナビに比べて面倒なことがありますが、新差分フォーマットの採用によって、最新の高速道の更新がSDカードや携帯電話で可能となりました。さらに、現在のモデルを購入いただいた方に対して、アルパインにお客様登録をしていただくと2010年版の地図ディスクを無料で配布するキャンペーンを実施しています。

◆画質のこだわりを地図表示にも

----:画質や音質でもそうでしたが、ナビでも細部のこだわりがありそうですね。

有福氏:画質はナビの地図表示でも徹底的にこだわっています。道路幅の表示、建物や住所の文字表示もかなり鮮明にできますし、3D表示も見やすくなります。細かい点では、100mスケールでの一方通行の矢印表示も小さくても鮮明な表示できます。

今回は都市部の情報だけでなく地方での見やすさや情報の質にもこだわりました。大きな駅だけでなく、地方の駅の出口名での検索やルートガイドが可能になっています。クルージングマップという地図表示は、ルート地図の俯瞰表示に高低差をつけることができます。山道などでの上り坂下り坂などの様子が視覚的に把握できるわけです。

コンビニなどの付帯情報には、営業時間、駐車場の有無、トイレ、酒類の販売などの詳細データが保存されています。また、コンビニやガソリンスタンドなどはルート沿いの進行方向に対して、道路の右側/左側にあるかも事前に把握できるようになっています。

----:かなり詳細な情報ですが、こういった情報やユーザーからの要望もあるのですか。

有福氏:はい。いろいろなご意見をいただいております。「使いにくい」「メニューの階層が深すぎる」などのご指摘をいただくこともあります。これらのお客様の声を反映して、今回はハードウェアキーによるダイレクト操作やメニュー構成の見直しなども行いました。

また、「リアビジョンならアルパイン」という評価をいただいており、この部分でも多数の意見を頂戴しております。その結果、今回リアビジョン構成において、音声を後席のみ・前席のみ・前後座席をワンタッチで切り換えができるようにしました。これによって、後席で子供のアニメなどを再生しながら、運転席はナビの画面だけにする、音声を消しておくことが簡単にできるようになりました。逆に子供が寝てしまったら、前席のみにすることにより、ドライバーだけ音楽を聴くことができます。

トヨタ車に見られる構成ですが、オーディオレス車でもステアリングリモコンが付いている車種が出てきました。X08では別売りのアダプタを使えば純正のステアリングリモコンで操作が可能となります。この利便性も販売店、ネット掲示板による口コミなどで評価を頂けているポイントです。

◆純正品にはないコストパフォーマンスと先進性を

----:これだけの高機能を実現していながら、店頭価格では20万円台前半というコストパフォーマンスもX08の魅力ですね。

有福氏:カーナビで20万円以上の機種はおよそ2割程度の市場というデータがありますので、じつはこれでも高いと思っています。X08の魅力は、純正品にない先進性とコストパフォーマンスだと思っています。 地デジフルセグ内蔵、詳細ナビデータ、リアビジョン、WVGAと、新車購入時のお客様の有力なソリューション・選択肢となるように提案をしております。

----: これまで主力機種は1つでラインナップ戦略をとっていませんでしたが、X08の登場により、併売される従来機種『VIE-X077』シリーズとでラインナップが新たに構成されました。

有福氏:X08とX077で松竹梅の松と竹はそろったと思います。市販メーカーとして考えたとき、先進性やコストパフォーマンスが基本になりますが、最近では、市販品ならではの車種ごとに特化した仕様というのを重視しています。この2モデルも同様なのです。

ミニバンのリアビジョンならアルパインというのがあるように、例えば、プリウス+X08なら、音の静かな車でも高音質、音響設定が最適化できる、ステアリングリモコンも活用できる、といった形での付加価値の提供です。車種ごとのソリューションを今後も展開していくつもりです。

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《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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