ヤマハの梶川社長「下期の見方を誤り、責任を痛感」

自動車 ビジネス 企業動向
ヤマハの梶川社長「下期の見方を誤り、責任を痛感」
ヤマハの梶川社長「下期の見方を誤り、責任を痛感」 全 1 枚 拡大写真

ヤマハ発動機は4日、2009年12月期の第2四半期決算で、今期の営業損益が大幅に悪化し、870億円の赤字になると発表した。それについて、梶川隆社長は「下期の見方を誤り、責任を痛感している」と述べた。

当初、米国の需要が下期には底をつくと想定していたが、実際はまだまだ落ち込んでいる状態。「いくら減産しても追いつかない」と梶川社長は頭を抱える。

そのため、米国を含む先進国事業が当初の500億円の赤字から1000億円強の赤字に膨らむ見通しとなった。「これが営業赤字が大幅に悪化する原因」(梶川社長)

もちろん、もう少し早く対処していれば、これほどまでに赤字が膨らむことはなかった。梶川社長は4 - 5月の様子を見ながら対策を考えようとしたことを後悔したが、後の祭りになってしまった。

「来年はさらに下がると想定し、再来年には先進国事業が黒字にできるように、今からスピードアップをして中期経営計画を作り上げていく」と梶川社長は強調した。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. AE86は今いくら?『頭文字D』登場車の市場を分析
  2. ホンダ『CB1000F』早くも受注が1600台超に、年間生産計画5000台…CBオーナーイベント復活も計画
  3. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
  4. トヨタ『RAV4』新型、パワーと燃費向上の第5世代ハイブリッド搭載…12月米国発売へ
  5. 「マジで来ちゃった!」中国ミニバンの日本導入発表に、SNSでは驚きの声「よく作り込んでる」「加速がすごい」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る