【新聞ウォッチ】プリウス“電池切れ”予防にヤマハから助っ人

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【新聞ウォッチ】プリウス“電池切れ”予防にヤマハから助っ人
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年8月5日付

●トヨタ赤字幅縮小4-6月期(読売・2面)

●トヨタ最悪期脱出、ホンダ、日産には後れ(読売・9面)

●自動車10社、底打ち感、一方で慎重論、支援策後の反動懸念(朝日・10面)

●ヤマハ発動機、3工場停止へ(朝日・10面)

●元専務にも容疑、課徴金を勧告、日産ディーゼル株不正(朝日・30面)

●購入支援制度が奏功、米新車販売回復、市場「政府頼み」(毎日・7面)

●BMWプジョーと提携拡大、社長が検討表明、コスト競争力強化(日経・7面)

●二輪車国内生産、ホンダ、今年度4割減、欧米で在庫調整遅れる(日経・11面)

●トヨタ系電池工場、ヤマハ発、230人派遣(日経・11面)

●いすゞ、赤字165億円、4-6月最終損益(日経・15面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が2009年4 - 6月期連結決算を発表した。本業のもうけを示す営業利益は1948億円の赤字だったが、赤字幅は直前の1 - 3月期(6825億円)から大幅に縮小。今期最終予想も売上高を5月時点の予想より3000億円上方修正して16兆8000億円とし、営業利益も赤字幅を1000億円縮小して7500億円の赤字を見込んでいる。

きょうの各紙は「トヨタ,赤字幅縮小」(朝日)、「トヨタ最悪期脱出」(読売)、「トヨタ上方修正」(毎日)など、トヨタの決算関連の記事としては久々にポジティブな見出しとなった。その背景にはエコカー減税などが効いてハイブリッド車『プリウス』の売れ行きが良かったことと、賞与などの大幅カットなどによる涙ぐましいコスト削減も奏功したことが大きい。

決算会見で、伊地知隆彦専務は「新型プリウスは30%も原価低減しており、トヨタの車種では中ほどの収益力がある」と強調。納車の遅れについては、パナソニックとの合弁会社「PEVE」(パナソニックEVエナジー)での電池の生産能力を来年夏までに現在の2倍の「100万台近い体制に増強する」と語った。

一方、業績不振で余剰人員を抱えるヤマハ発動機は、そのPEVEにすでに200人規模で正規従業員の派遣を始めた。トヨタもヤマハ発も電池の増産が再生のカギ。“電池切れ”ではシャレにもならない。

《福田俊之》

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