分離帯に乗り上げ、炎上

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2日朝、埼玉県羽生市内の県道で、交差点を右折してきたクルマを避けようとした直進のワゴン車が中央分離帯に乗り上げ、底部を接触させたまま約15mに渡って走行。その後、漏れた燃料に引火して炎上する事故が起きた。この事故で4人が軽傷を負っている。

埼玉県警・羽生署によると、事故が起きたのは2日の午前8時40分ごろ。羽生市北袋付近の県道交差点を直進していたワゴン車が、対向車線から強引に右折してきたクルマとの衝突を避けようと急ハンドルを切り、この弾みで中央分離帯に乗り上げた。

ワゴン車は対向車線で右折待ちをしていた軽乗用車に接触。その後も止まらず、中央分離帯に底部を接触させたまま約15m走行した。この走行が原因で底部の燃料タンクが損壊。漏れたガソリンに引火して激しく燃え上がった。ワゴン車には親子4人が乗車しており、全員が打撲などの軽傷を負ったが、炎上前に車外へ脱出している。軽乗用車の運転者にケガはなかった。警察では右折車を運転していた27歳の女性から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。

現場は見通しの良い交差点。右折車は前走する別のクルマ(同一行動)に追従する形で交差点に進入してきたとみられる。ワゴン車を運転していた27歳の男性は「自分のクルマが交差点に進入してから右折してきた」などと話している。警察では右折側の前方不注視の可能性が高いとみて、事故の詳しい状況を調べている。

《石田真一》

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