トヨタアベンシス…エンジンラインナップ拡大

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタアベンシス…エンジンラインナップ拡大
トヨタアベンシス…エンジンラインナップ拡大 全 4 枚 拡大写真
英国トヨタは5日、『アベンシス』に新エンジンを追加した。ガソリン1.6リットル直4は「トヨタオプティマルドライブ」思想を反映した環境性能に優れるユニットだ。

トヨタは昨年10月、パリモーターショーで新型アベンシスを発表。新型は3代目となり、欧州ではトヨタブランドのフラッグシップに位置づけられるセダン&ステーションワゴンだ。生産はトヨタの英国工場で行う。

新型のボディサイズは、セダンが全長4695×全幅1810×全高1480mm、ワゴンが全長4765×全幅1810×全高1480mm。アベンシスが属する欧州Dセグメントでは、フォルクスワーゲン『パサート』、プジョー『407』、オペル『インシグニア』、フォード『モンデオ』、ルノー『ラグナ』などと競合する。

欧州市場では今年1月に発売。エンジンはガソリン3種類、ディーゼル2種類の合計5ユニットを用意している。今回、英国向けのエントリーグレードとして、ガソリンの1.6リットル直4が加わった。

この1.6リットル直4は「バルブマチック」仕様。最大出力132ps、最大トルク16.3kgmを発生する。6速MTとの組み合わせで、0 ‐ 100km/h加速10.4秒の実用性と、欧州複合モード燃費15.4km/リットル、CO2排出量152g/kmという良好な環境性能を両立する。

ガソリンの新エンジン設定と同時に、ディーゼルの2.2リットル直4「D-CAT」(150ps、34.7kgm)には、新たに6速ATが用意された。トヨタの欧州向けディーゼルとしては、初のAT設定となる。

2.2リットルディーゼルと6速ATの組み合わせは、0-100km/h加速9.5秒の実力。欧州複合モード燃費15.6km/リットル、CO2排出量169g/kmの環境性能を、ATで気軽に引き出せるようになった。

英国での価格は、1.6リットルガソリン車が1万6485ポンド(約267万円)から、2.2リットルディーゼル+6速ATが2万1515ポンド(約348万円)から。トヨタはアベンシスのバリエーション充実により、Dセグメントでの攻勢を強める構えだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産の商用車200台超、英国ホテルチェーン大手が導入へ…価格や性能が決め手に
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. 【DS N°8 新型試乗】ハンドリングはもはや「賢者」、フランス車の味わいを濃縮した極上の一台…南陽一浩
  4. 公道走行不可、メルセデスAMG最強「GT2エディションW16」発表…F1技術搭載で830馬力
  5. フェラーリ『テスタロッサ』復活、新世代電動スーパーカーは1050馬力
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る