大矢アキオ『喰いすぎ注意』…テレビ料理人は「クルマ」もお好き

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大矢アキオ『喰いすぎ注意』…テレビ料理人は「クルマ」もお好き
大矢アキオ『喰いすぎ注意』…テレビ料理人は「クルマ」もお好き 全 9 枚 拡大写真

彼が監修したポテトチップスをボクが発見したのは、アウトストラーダ(高速道路)のサービスエリアだった。「エクストラヴァージン・オリーブオイル味」と「黒胡椒味」という2バージョンがあったので、後者を購入した。

実際食べてみたが、黒胡椒のパンチはそれほど感じられない。激辛系ポテトチップ・チューニングに慣れてしまった日本人には、彼の繊細な味を判断できないのかもしれない、と独り結論づけた次第である。

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ミッレミリアにも出没

だが今日、テレビ料理タレントが一番多い国といえば、ドイツであろう。なかでも人気者はヨハン・ラーファー(51歳)である。

オーストリアで生まれた彼は、本国のほかドイツやパリで修行を重ね、現在はフランクフルトの西約70kmのシュトロムベルクに瀟洒なシャトー・レストランを所有している。彼もテレビ人気にあやかり、バルサミコ酢をはじめ、さまざまなライセンス商品をここ数年連発している。

驚くのは、「ヘリ・グルメ」と称した企画だ。本人のサイン入りヘリコプターで、レストラン近くのヘリポートまでお客を送迎してくれるサービスである。さらにF1ドイツGPが開催される期間には、彼のレストランで食事を愉しんだあと、ヘリでニュルブルクリングまで運んでくれるという。

同様に、ドイツにおける料理タレントに、ホルスト・リヒター(47歳)がいる。彼もブイヨンで有名なマギーから、すでにソースの素が発売されている。

それはともかく、この人、今年5月のミッレミリアに1955年フェラーリ『750モンツァ』に乗ってエントリーしていた。写真は日頃から各国の料理番組をダラダラと観ている我が女房が、目ざとく見つけて撮影させてもらったものである。テレビではいつも上に向かっている自慢のヒゲは、オフタイムゆえか空力効果か、下に垂れていた。

実はリヒター、相当なクルマ好きである。自身のホームページにはわざわざ「私の自動車コーナー」が設けられていて、彼のフェラーリ『F430』やジャガー『XK150』の写真が散りばめられている。

そういえば彼が出演する番組で、戦前型バイクを自ら駆るオープニングタイトルも流れる。さらに「バイカー・バーガー」と称したレシピまで考案しているから、これは只者ではない。

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《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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