日産の高級車チャンネル、インフィニティは14日、米国カリフォルニア州で開催された「第59回ペブルビーチコンクールデレガンス」において、新型『M』(日本名:日産『フーガ』)を発表した。今までにない斬新なスタイルで行われた発表会の映像が、動画共有サイトで公開されている。
新型のエクステリアは、『G37』(日本名:日産『スカイライン』)を、さらに筋肉質にしたようなボリューム感のあるフォルムが特徴。押し出し感の強いフロントマスクは、3月のジュネーブモーターショーに出品されたコンセプトカー、『エッセンス』がモチーフだ。
内装はレザーやウッドなど上質な素材を使用し、スポーティかつラグジュアリーな雰囲気を演出。「フォレストエアコン」「カーナビゲーション協調機能付インテリジェントペダル」「アクティブスタビリティーアシスト」「サイドコリジョンプリベンション」など、先進装備の数々が導入される。
新型は「M37」と「M56」のガソリン2グレードを用意。M37はスカイラインや『フェアレディZ』でおなじみの3.7リットルV6(336ps)。「M56」は北米専用SUV『QX56』用の5.6リットルV8をベースにしたユニットで、最大出力400ps以上を発生する。欧州向けにはV8の設定はなく、代わりにV6ディーゼルがラインナップされる予定だ。
新型インフィニティMは、2010年春に発売開始。北米や欧州など、世界32市場へ投入される。最新の3D映像技術を駆使した実車さながらのバーチャル発表会の様子は、動画共有サイトで見ることができる。