ジャパンエナジー、米国にベンゼンを輸出…国内石油会社で初

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ジャパンエナジーは18日、知多製油所(愛知県知多市)から米国へ向けてベンゼン3000tを輸出したと発表した。ベンゼンを大型船で直接米国へ輸出するのは国内石油会社として初めて。

同社は、知多製油所ベンゼン専用大型タンクを2基、10万t級タンカーが着桟可能な出荷桟橋を整備し、4月からタンクのスペースを貯蔵・出荷用として第三者へ賃貸する事業を行っている。
 
これまで日本のベンゼン貯蔵・出荷設備は脆弱であったため、アジアから米国へのベンゼン輸出は、大型設備を持つ韓国からのものが大半を占めていたが、同社がこれらを整備したことで、大型船による日本から直接の輸出が物理的に可能となった。
 
一方、米国のベンゼン市況は、5月以降、アジア市況を上回る状況が続いている。足下の価格差は1tあたり200ドル程度に拡大し、輸送費を考慮してもアジア域内での販売より採算面で有利な状況にあり、当面この傾向が続くと見込まれている。

同社は、従来のアジア域内でのベンゼン販売に加え、米国を始めとするアジア域外への輸出を日本のベンゼンメーカーにとっての新たなビジネスモデルを確立する方針だ。

《レスポンス編集部》

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