ポルシェ 911ターボ…進化したパフォーマンス

自動車 ニューモデル 新型車
ポルシェ 911ターボ…進化したパフォーマンス
ポルシェ 911ターボ…進化したパフォーマンス 全 9 枚 拡大写真

ポルシェは7日、『911ターボ』のマイナーチェンジモデルを発表した。動画共有サイトでは、そのPR映像が公開されている。

マイナーチェンジのハイライトが、水平対向6気筒ツインターボエンジンの排気量引き上げだ。3.6リットルから3.8リットルへ排気量を拡大すると同時に、直噴のDFI(ダイレクト・フューエル・インジェクション)化。最大出力は500ps/6000rpm、最大トルクは66.3kgm/1950 - 5000rpmと、旧3.6リットルよりも20ps、3.1kgmパワーアップした。

トランスミッションは、5速ATに代わるパドルシフト付きの7速2ペダルMT「PDK」と6速MT。PDKにオプションの「スポーツクロノパッケージ」では、ローンチコントロールを可能にするとともに、オーバーブースト機能が付く「スポーツ/スポーツプラス」の2モードが選択できる。

スポーツクロノパッケージのオーバーブーストモードでは、最大トルクは71.4kgm/2100 - 4000rpmへ、5.1kgm向上。ボディの軽量化の効果も手伝って、0-100km/h加速は旧3.6リットルよりも0.3秒速い3.4秒、最高速は312km/h(3.6リットルと同じ)という、世界トップクラスの性能を手に入れた。

直噴化は環境性能の改善にも貢献。CO2排出量は旧3.6リットルよりも約18%削減し、欧州複合モード燃費は8.55 - 8.77km/リットルを実現する。

駆動方式はPTM(ポルシェ・トラクション・マネージメント)を備えた電子制御フルタイム4WD。PSM(ポルシェ・スタビリティ・マネージメント)に加え、リアアクスルへの駆動力配分を最適化する新開発のPTV(ポルシェ・トルク・ベクタリング)をオプション設定し、正確なハンドリングと高次元のドライビングプレジャーを追求した。

新しい911ターボは、9月15日に開幕するフランクフルトモーターショーで正式発表。日本では8月22日からオーダー受付が始まる。クーペとカブリオレの2ボディが用意され、価格はクーペが1976万 - 2051万円、カブリオレが2230万円だ。その進化した走りの世界は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  4. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  5. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る