神奈川中央交通がグループ再編、中間持株会社を設立

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神奈川中央交通は20日、子会社である相模中央交通、神奈中ハイヤーが共同で株式移転方式による中間持株会社を設立すると発表した。
 
神奈中グループのハイヤー・タクシー事業は、相模中央交通グループ4社、神奈中ハイヤーグループ4社の合計8社体制。2社グループは、これまで共通するエリアで、互いに切磋琢磨の経営を続けてきた。しかし、2002年の規制緩和以降、増車による供給過剰により競争が激化、同社グループの営業エリアでは2007年に運賃改定が実施されたものの、景気後退による乗り控えなどもあってその改定効果はほとんど享受できない状況にある。更に、経済不況により、経営は一段と悪化している。
 
こうした状況下、グループとしての協働、提携を強化し、営業体制を機動的、一体的に整備して相乗効果を高めることで、これまで以上に顧客に対するサービス向上を図り、選ばれる企業グループ体制を構築すべきと判断。相模中央交通と神奈中ハイヤーの2社によって株式移転方式による中間持株会社「神奈中タクシーホールディングス」を設立する。
 
株式移転の割り当ては相模中央交通の普通株式1株に対して中間持株会社の普通株式2.5株、神奈中ハイヤーの普通株式1株に対して中間持株会社の普通株式1株を割当てる。
 
今後は、中間持株会社は事業戦略の立案と経営管理を行い、2社グループは事業子会社として事業戦略のもと業務の運営を実施する。これにより、グループ全体の企業価値向上を目指すとしている。

《レスポンス編集部》

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