【フランクフルトモーターショー09】BMW 3シリーズ に究極のクリーンディーゼル

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【フランクフルトモーターショー09】BMW 3シリーズ に究極のクリーンディーゼル
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BMWは21日、欧州向けの『3シリーズ』に「320dエフィシエントダイナミクスエディション」を設定した。BMWの最新環境技術を投入し、欧州複合モード燃費24.39km/リットル、CO2排出量109g/kmと、現行BMW車の中で最高の環境性能を実現する。

「エフィシエントダイナミクス」とは、BMWの企業スローガン。BMWならではの運転する喜びを、高い環境性能とともに実現しようという考え方だ。

BMWの量販車種、3シリーズセダンに用意された「320dエフィシエントダイナミクスエディション」は、直噴2.0リットル直4ターボディーゼルを搭載する「320d」をベースに、徹底した環境対策を施した。

まず、エンジンにはピエゾインジェクター付きのコモンレールダイレクトインジェクションと可変インテークジオメトリー、専用フライホイールを採用。最大出力は163ps/3500 ‐ 4200rpm、最大トルク36.7kgm/1750 ‐ 3000rpmを発生する。320dと比較すると、最大出力は14ps低められた。アイドリングストップ機能とブレーキエネルギー回生システムも採用する。

トランスミッションは6速MTで、ファイナルギアレシオの変更、シフトアップインジケーターの追加を実施。エアロダイナミクス性能にも磨きがかけられ、タービン状のデザインが特徴のエアロホイールリム、ローダウンサスペンションが導入された。空気抵抗を示すCd値は0.26とトップクラスだ。

これらの改良の結果、欧州複合モード燃費24.39km/リットル、CO2排出量109g/kmと、現行BMWで最高の環境性能を達成。それでいて、0-100km/h加速8.2秒、最高速225km/hのパフォーマンスも兼ね備えている。排出ガス性能は、ユーロ5に適合。また、CO2排出量は110g/km以下なので、欧州の多くの国で税制上の優遇措置が受けられる。

320dエフィシエントダイナミクスエディションは、9月15日に開幕するフランクフルトモーターショーで正式発表。年内には、ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、英国など、欧州主要国で販売がスタートする。価格はベース車の320dに対して据え置かれ、例えば英国では2万5385ポンド(約395万円)となる。

《森脇稔》

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