独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は26日、三菱商事の100%子会社であるエムピーディーシー・ガボンが、ガボン共和国で権益保有・推進する石油・ガスの探鉱事業について、出資案件として採択したと発表した。新たに設立する会社への権益譲渡手続が完了することが条件となる。
三菱商事は、エムピーディーシー・ガボンを通じて、2002年2月に同国海上Nguma(ングマ)鉱区での探鉱事業に参入、2006年以降は100%権益を保有するオペレーターとして事業を開始している。2011年には試掘井掘削作業を実施する予定で、エムピーディーシー・ガボンは、今後JOGMECの出資を受けて事業を推進するため、新会社MPDC Ngmaを設立する。
今回取得した鉱区周辺は、複数の油ガス田が存在する有望なエリアであり、相当規模の発見を目指している。プロジェクトは、日本企業の石油・ガス探鉱開発事業の発展に寄与し、成功の際には日本のエネルギーセキュリティ上の大きな効果が得られる見通し。
JOGMEC、三菱商事のガボンでの石油探鉱事業に出資へ
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《レスポンス編集部》