J.D.パワーアジア・パシフィックは、2009年日本サービスステーション顧客満足度調査の結果を発表した。
調査は、全国の自動車保有者を対象に、主に利用するサービスステーションでの経験や満足度を調べたもの。今年5月にインターネット調査を実施し、フルサービスでは5488人、セルフサービスでは6862人の合計1万2350人から回答を得た。
フルサービスの顧客満足度ランキングでは、昭和シェルがトップだった。昭和シェルはスタッフ、フルサービスオペレーション、商品・サービスでの評価が高く、昨年のランキング5位から大きく躍進した。2位のJOMOは店舗施設の評価が高かった。3位は出光だった。
セルフサービスでは、SOLATO（太陽石油）が1位にランクインした。セルフサービスオペレーションと商品・サービスで業界トップの評価を得ている。2位はコスモ、エッソ、シェルが同じポイントで並んだ。コスモは精算・支払い、エッソは店舗施設、昭和シェルはスタッフの評価が高かった。
一方、サービスステーション利用者が主に利用している店舗形態を見ると、調査を開始した2005年時点では4割弱であったセルフ利用者は年々増加しており、今回の調査では6割を越えた。セルフ店舗数も1998年のセルフ解禁以降、現在はサービスステーション全体の約2割を占めるまで増加しており、顧客のセルフ化が急速に進行している。
