26日夕方、北海道札幌市南区内の市道を走行していた乗用車が前走車に追突する事故が起きた。クルマは歩道に乗り上げて約200m暴走。歩行者もクルマと接触して軽傷を負った。警察は81歳の男を飲酒運転の現行犯で逮捕している。
北海道警・札幌南署によると、事故が起きたのは26日の午後6時20分ごろ。札幌市南区川沿5条3丁目付近の市道を走行していた乗用車が前走車に追突。その後に歩道に乗り上げて約200mに渡って暴走。歩行者に接触した後、さらにクルマ1台と衝突。最終的にはバス停の標識に衝突して、ようやく停止した。
この事故でクルマの運転手や歩行者など3人が打撲などの軽傷。暴走車を運転していた81歳の男からは呼気1リットルあたり0.4ミリグラムのアルコール分を検出しており、警察は道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕。自動車運転過失傷害容疑でも調べを進めている。
現場は片側1車線(幅員約5m)の直線区間。男は家庭菜園での作業後、現場近くの自宅に帰る途中だった。調べに対しては「作業の合間にウイスキーを飲んだ」などと供述。飲酒の事実を大筋で認めているようだ。