【Fニッポン 第7戦】決勝…小暮今季2勝目&デュバル4年目の初戴冠
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予選は、若手の突き上げが厳しい中、小暮がポールを獲得。しかし、ポイントリーダーのデュバルは10番手に沈んでしまう。しかし、ランキング上で2位のブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL・2号車)も9位。このまま上位2名が無得点で終わり、小暮が勝利すれば、ランキング3位の小暮もギリギリ含めた3選手による最終戦に王座争いがもつれる可能性も出てきた中で、30日の決勝はスタート。
しかし、小暮はスタートをミスして3番手に落ちる。さらにデュバルも1コーナーで他車との争いでコース外にはみ出し、最後尾まで落ちてしまう。トレルイエが6番手までアップしている。
トップは予選2位の伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING・41号車)で、1秒差でアンドレ・ロッテラー(36号車・PETRONAS TEAM TOM'S)が続く。小暮もさらに1秒差でピタリと付いていく。
ここで采配が的中したのが、NAKAJIMA RACINGの中嶋悟監督。小暮とデュバルのスタート失敗も考慮し、他チームよりも重く燃料を搭載するという作戦を今回は採用。結果、ピットストップで給油時間が少なく、小暮はトップに躍り出る。デュバルも無事こなし、全車がピットストップを終えると、小暮、ロッテラー、デュバルというトップ3に。そのまま小暮は快走し、トップチェッカーとなった。
一方、デュバルは2スティント目に入って、ステアリングとエンジンの両方にトラブルが出てしまう。特にエンジンは深刻で、全開にすると時々ストップしてしまうという事態。後方からライバルたちに激しく追い立てられ、王座争いは次戦持ち越しかと思われたが、なんとか粘って表彰台をゲット。そして、王座獲得なった。NAKAJIMA RACINGの2冠達成である。
最終戦となる第8戦は、9月26日・27日に宮城県スポーツランドSUGOで開催。ルーキー・オブ・ザ・イヤー争い、40点のトレルイエvs37点の小暮の年間2位争いが焦点だ。
《デイビー日高》