川崎造船、5000台積みの自動車運搬船を竣工

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川崎造船は、中国南通市の南通中遠川崎船舶工程(NACKS)にKAW 1602 シッピングSA向け5000台積み自動車運搬船「ボルチモア・ハイウェイ」を8月31日に引渡した。

船はNACKSで建造された5000台積み自動車運搬船の第5番船で、倉内に12層のカーデッキを有したロールオン・ロールオフ型自動車専用運搬船。

大型車も通行可能な2条の倉内ランプウエイを各甲板内に設置し、船尾のスターンランプと船体中央部右舷に設けられたサイドランプを介して、陸上から船内まで自走で効率よく荷役できる。

倉内に配置された12層のカーデッキの内、3層はリフターブルデッキ(可動式デッキ)となっている。このリフターブルデッキを天井位置に吊り上げ格納することにより、2層分の高さ(空間)が確保され、バスやトラックなどの大型車を含む多様な車種の積載に柔軟に対応できるようになっている。

船は環境対策として、燃料の噴射パターン、排気弁の開閉タイミングを電子制御で最適化するME型主機関を採用しており、モード選択により燃費低減、排ガス性状の改善が可能。燃料油タンクを外板に接しないよう二重殻化しており、事故時の海洋への油汚染防止対策を施した。

《レスポンス編集部》

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