シューマッハ、フェラーリ 458イタリア を語る

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シューマッハ、フェラーリ 458イタリア を語る
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フェラーリは2日、新型GT、『458イタリア』の新しいPRビデオを公開した。同車の開発に携わったミハエル・シューマッハ氏が、その革新的な内容について語っている。

458イタリアは、『F430』の後継に当たるフェラーリ伝統のV8ベルリネッタ。新開発のV8は4499ccの排気量で、最大出力570ps/9000rpm、最大トルク55.1kgm/6000rpmを発生する。F430の4.3リットルV8(490ps/8500rpm、47.4kgm/5250rpm)と比較すると、80ps、7.7kgmパワフルだ。

リッター当たりの最大出力は127psと世界トップクラス。それでいて、最大トルクの80%を3250rpmの常用域で発生するフレキシブル性を持つ。直噴化によって環境性能も引き上げられ、欧州複合モード燃費は7.3km/リットル、CO2排出量は320g/kmとセグメント最高レベルを達成した。

トランスミッションは、7速2ペダルMTの「デュアルクラッチF1」。アルミ素材の積極採用などにより、車重はF430よりも70kg軽い1380kgに抑えられた。この結果458イタリアは、0 - 100km/h加速3.4秒、最高速325km/hという超1級の動力性能を発揮。F430の4秒、315km/hに対して、確実な進化を遂げている。

サスペンションは、フロントがダブルウイッシュボーン、リアがマルチリンク。「Eデフ」と「F1トラック」を統合制御することで、コーナー立ち上がりでの加速性能をF430比で32%アップさせた。ブレーキは「ハイパフォーマンスABS」。100km/hからの制動距離が32.5mという強力なブレーキを装備している。

インテリアは、F1のノウハウを応用して、マンマシンインターフェイスを徹底追求。主要な操作スイッチは、ステアリングホイール上に集約された。

シューマッハ氏が語る458イタリアの革新的テクノロジーは、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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