日立製作所は、中国の重慶市軌道交通3号線向けモノレール車両用駆動システム114両分と本路線用分岐器11基を受注した。
日立は、2005年に運転開始した重慶市軌道交通2号線のモノレールシステムを納入しており、その信頼性・安全性が高く評価されている。これらの実績をもとに、昨年9月には、重慶市3号線の列車制御システムを受注しており、今回さらに車両用駆動システムと分岐器を受注した。
今回受注した車両用駆動システムは、VVVF(バリアブル・ボルテージ・バリアブル・フリクエンシー 可変電圧可変周波数)インバーター制御装置、モーター、静止形インバーター装置(補助電源装置)。分岐器は、鉄道の転轍機に該当するもので、鋼製の桁を直接転換させるモノレールシステム特有の装置。
今回の受注により、日立は既受注の列車制御システムと合わせ、モノレールシステムの核となる3つの製品とシステムを納入する。