【フランクフルトモーターショー09】レクサス初の5ドアハッチ、LF-Ch…全容見えた!!

自動車 ニューモデル モーターショー
【フランクフルトモーターショー09】レクサス初の5ドアハッチ、LF-Ch…全容見えた!!
【フランクフルトモーターショー09】レクサス初の5ドアハッチ、LF-Ch…全容見えた!! 全 10 枚 拡大写真

レクサスは10日、15日に開幕するフランクフルトモーターショーで披露する『LF-Chコンセプト』の概要を明らかにした。レクサス初の5ドアハッチバック車で、パワートレインはフルハイブリッドを搭載する。

LF‐Chコンセプトは、主に欧州プレミアムコンパクトセグメントをターゲットに開発された。ライバルはBMW『1シリーズ』やアウディ『A3スポーツバック』だ。レクサスは2010年以降、このセグメントがさらに拡大すると予測。レクサスは、「高級感と運転する楽しさを維持した上で、ボディサイズが小さく、環境性能の高いモデルを望む顧客は増えている」と分析する。

レクサスはLF-Chコンプセプトのデザインにあたり、レクサスのデザイン概念「L-フィネス」を導入。力強さと洗練さを併せ持つ5ドアハッチバックボディを生み出した。

フロントマスクはシャープな形状のヘッドランプや、逆台形のグリル、ロー&ワイド感を強調したバンパーが特徴。バンパー両サイドのエアインテークはフロントブレーキの冷却性向上を狙ったものだ。

サイドビューは、筋肉質な面構成や高めのベルトラインが目を引く。Bピラーをブラックアウトし、後部ドアのハンドルをCピラーに隠すように配置し、クーペのようなルックスを実現。アルミホイールは20インチの大型サイズで、タイヤは225/35R20を装着する。

リアスタイルは、ボリューム感をたっぷりのバンパーや小型ウィンドウが印象的。テールランプはL字型デザインが採用された。

ボディサイズは全長4300×全幅1790×全高1400mm、ホイールベース2600mm。BMW1シリーズ(全長4240×全幅1750×全高1430mm、ホイールベース2660mm)、アウディA3スポーツバック(全長4290×全幅1765×全高1430mm、ホイールベース2575mm)と、ほぼオーバーラップする大きさだ。

インテリアにも「L‐フィネス」を反映し、機能的でエレガント、高品質な空間を追求する。ダッシュボードはドライバーを重視した左右非対称デザインで、アルミ、ウッド、ソフトタッチ樹脂などの素材を使用。太めのグリップ部を持つステアリングホイールには、パドルシフトが組み込まれる。

シートは高級家具がモチーフ。軽量な構造を導入し、表面はレクサス各車と同様に、セミアニリンレザー張りとした。後席はコンセプトカーということで、独立2名がけ。室内照明はシートの色と同じく、ブルー基調としている。

「レクサスリモートタッチコントロール」も採用。これは『RX450h』や『HS250h』で実績のある装備で、マウス感覚でナビゲーションシステムなどの操作ができる便利なアイテムだ。

LF-Chコンセプトのハイライトが、フルハイブリッドシステムの搭載。しかし、その内容については、「ゼロエミッション走行が可能なEVモード付き」ということしか、公表されていない。レクサスは「顧客がプレミアムコンパクトに期待するパフォーマンスを備えたうえで、クラス最高レベルの燃費や排出ガス性能を達成」と説明している。

関係者によると、LF-Chの市販時には「200h」「300h」「400h」の3グレードが用意され、それぞれ2.0リットル、3.0リットル、4.0リットル並みの動力性能を環境負荷の少ない小排気量エンジンで実現するとの情報がある。200hはトヨタ『プリウス』、300hはレクサスHS250h、300hはレクサスRX450hのシステムだろうか。

LF-Chコンセプトは、2010年秋には市販バージョンが登場する見込み。車名はレクサス『CT』が有力だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る