国交省、当選祝電をとりやめ---無駄遣い見直し

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国土交通省が経費削減のために、当選した国会議員の祝電を取りやめたことを明らかにした。

「昨年7月の参議院選挙で約1万5000円(20通)、05年の総選挙で7万円(120通)の祝電を運搬通信費として支出しました」(官房総務課)

官房総務課では「与野党に関係なく、国土交通委員の理事など国土交通関係の議員当選のとき」に祝電を打つことが慣例となっていた。送り先には、特に基準はなく、選挙のたびに同課で決めてきたという。

だが、この8月の総選挙から「関係議員も増えたことと、経費節減のためにやめた」(前同)。

国交省全体では、公共事業の見直しも含め数々の無駄遣いがあるとされている。祝電廃止もこのひとつかと思いきや、「省全体の無駄遣いについては、別の観点から考える。祝電は当課の中で見直した」と、あくまで限定的な対応を強調した。

ある民主党の国土交通関係の参議院議員秘書は「詳しく調べてみないとわからないが、国交省から祝電を送られた記憶はない。仮にあったとしても、儀礼的な祝電をもらっても意味がない。廃止は当然」と話した。

《中島みなみ》

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