住友金属鉱山、フィリピン子会社が新事業を開始

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住友金属鉱山は、フィリピンでニッケル・コバルト混合硫化物を製造する100%子会社のタガニートHPALニッケル・コーポレーション(THPAL)が新たな事業を開始することを決定した。

また、フィリピン最大手のニッケル鉱山会社であるニッケル・アジア・コーポレーション(NAC)がTHPALに出資するとともに、今後共同でプロジェクトを推進していくことで基本合意した。

ニッケル資源の確保には、低品位鉱石からのニッケル分の回収が必須だが、HPAL法はこれまでニッケル分の回収が困難だった低品位のニッケル酸化鉱からニッケルやコバルトを回収する技術で、住友金属鉱山はこの技術分野で世界のトップランナーとなっている。

フィリピン・パラワン島の住友金属鉱山の子会社コーラルベイ・ニッケル社でこのHPAL技術を用いた本格生産を開始し、その後、商業生産に成功した。4月にはコーラルベイに第2工場の垂直立ち上げを完了し、同社の生産能力を年間1万トンから2万2000tに増強した。

THPAL社は、フィリピン共和国ミンダナオ島北東部タガニート地区でニッケル・コバルト混合硫化物を製造する「タガニート・プロジェクト」をNACとともに推進する。タガニート・プロジェクトは、HPAL技術を用いた大型製錬プロジェクトで、NACの子会社であるタガニート・マイニング社が主にタガニート鉱山で産出する低品位ニッケル酸化鉱を原料として、ニッケル・コバルト混合硫化物を年間3万トン生産する計画だ。

プロジェクトはTHPAL社が推進する。今後、NACもTHPAL社に出資する。NACは、世界有数のニッケル資源国であるフィリピンで最大規模のニッケル鉱山会社。

プロジェクトの投資総額は13億ドルを予定している。

《レスポンス編集部》

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