免許取得したばかりの少年、死亡ひき逃げ

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12日朝、兵庫県尼崎市内の国道43号で、高齢の男性が頭から血を流して倒れているのを通行人が発見した。男性はすでに死亡。警察ではひき逃げ事件として捜査していたが、13日夜に出頭してきた18歳の少年を容疑者として逮捕している。

兵庫県警・尼崎南署によると、警察が事件発生を認知したのは12日の午前8時30分ごろ。尼崎市西本町1丁目(N34.42/E135.25)付近の国道43号で、路肩の非常駐車帯に頭から血を流した高齢の男性が倒れているのを通り掛ったクルマの運転者が発見。警察に通報した。

通報を受けた同署員が現場に急行。男性は心肺停止の状態で近くの病院に収容されたが、すでに死亡していた。後の調べで、死亡したのは同市内に在住する73歳の男性ということが判明している。

警察では男性がクルマにひき逃げされたものと判断し、死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、13日夕方に大阪府大阪市福島区内に在住する18歳の少年が出頭。ひき逃げの事実を認めたことから、自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。

現場は片側2車線。少年の供述によると、事故が起きたのは12日の午前1時35分ごろだという。男性は側道まで弾き飛ばされたとみられるが、通行車両に助けを求めるために駐車帯まで這ってきたようだ。

逮捕された少年は今年8月に運転免許を取得。事故当時は兄の所有するクルマを運転し、友人らとドライブしていた。調べに対しては「怖くなって逃げた」などと供述しているという。

《石田真一》

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