【フランクフルトモーターショー09】史上最強のセアト…レオン クプラR

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【フランクフルトモーターショー09】史上最強のセアト…レオン クプラR
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フォルクスワーゲングループでスペインに本拠を置くセアトは15日、『レオン』のスポーツグレード「クプラ」に、最強の「R」モデルを初公開した。265psのターボエンジンを搭載し、セアトの歴史において、最もパワフルなモデルとなる。

レオンは1999年にデビューした小型5ドアハッチバック。現行モデルは2代目に当たる。セアトは2006年7月、2代目レオンのスポーツグレードとして、クプラを設定。クプラはWTCC(世界ツーリングカー選手権)に参戦中のレオンをイメージしたスポーツグレードだ。

エンジンはフォルクスワーゲン製の2.0リットル直4ターボ「TSI」(240ps)。ESPに電子制御LSDのEDSを統合した「XDS」を組み込み、発進時やコーナリング中のトラクション性能を引き上げた。この結果、0-100km/加速6.4秒、最高速247km/hの優れた性能を発揮する。今年5月のバルセロナモーターショーでは、レオンの2009年モデルを発表。内外装をモディファイし、さらにスポーツイメージを高めている。

そんなレオンクプラの最強グレードとして投入されるのが「R」。同じフォルクスワーゲングループのアウディ『S3』用の2.0リットル直4ターボ「TSI」をベースに、吸排気系をチューニング。最大出力265psを絞り出す。このエンジンは、フォルクスワーゲンが5月20日に発表した『シロッコR』用と基本的に共通だ。

足回りは、強化サスペンション、ローター径がフロント345mm、リア286mmの強化ブレーキを採用。タイヤは235/35ZR19サイズを装着する。パワフルなエンジンと高いトラクション性能のコンビネーションは、0-100km/h加速6.2秒、最高速250km/h(リミッター作動)の卓越したパフォーマンスを生み出す。それでいて、欧州複合モード燃費は12.35km/リットルと良好だ。

内外装はスポーツ性をさらに鮮明にしており、Rのロゴ入りグリル&リアゲート、アルカンターラのバケットシート、フラットボトムのレザーマルチファンクションステアリングホイール、アルミペダルなどが装着された。

クプラRは、欧州で年内に販売がスタート。セアトのイメージリーダーにふさわしい、最強モデルの登場だ。

《森脇稔》

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