ダイムラーは15日、欧州仕様の『スマートブラバス』に「テーラーメイド」プログラムを導入すると発表した。顧客の好みに応じて、内外装を自由に組み合わせられるカスタムプログラムである。
ブラバス(BRUBUS)は、メルセデスベンツのトップチューナーとして知られた存在だ。ダイムラーは2003年、ブラバスとのジョイントにより、初代スマートのブラバス仕様を発表。2007年に登場した現行スマート『フォーツー』にも、『スマートブラバス』が設定されている。ボディはクーペとカブリオの2タイプだ。
今回のフランクフルトモーターショーでは、スマートブラバスにフルオーダーの「テーラーメイド」が導入された。ボディカラーはモノトーン、ツートンがあり、カブリオはソフトトップカラーも6色用意。これらの組み合わせは、約1000通りが可能だ。アルミホイールやマフラーも豊富にラインナップされる。
インテリアはシート、ステアリングホイール、ドアパネル、ダッシュボード、メーターバイザーなどを好きな色でコーディネート。レザーは約100色を設定した。シフトレバーなどのパーツも複数からチョイスできる。
このようなカスタムプログラムは、高級車ではよく見られるが、スマートのような小型車では珍しい。スマートブラバスのエクスクルーシブ性を、引き立ててくれるプログラムといえそうだ。