キャンバスマップル「MAPPLEnavi」、“2”でどこが進化した?

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キャンバスマップル「MAPPLEnavi」、“2”でどこが進化した?
キャンバスマップル「MAPPLEnavi」、“2”でどこが進化した? 全 16 枚 拡大写真

ハードメーカーと共同でPNDを開発

昭文社の子会社キャンバスマップルが提供するPND向けアプリ『MAPPLEnavi』。昨年6月にユピテル製PNDに採用されて以来、RWC製やトライウイン製のPNDにも採用が拡大するなど、着実にブランドの裾野を広げている。そのMAPPLEnaviが、この夏“2”に進化。地図回りの描画の質感や検索の使い勝手など機能を向上させたという。MAPPLEnavi2搭載のユピテル製PND『YERA YPB505si』で進化のポイントを検証した。

【画像全16枚】

PNDは、Windows CEやLinuxなどの汎用OS上でナビゲーション用のアプリを動かすというのが一般的。ハードメーカーがソフトメーカーにナビアプリの開発を依頼することもあるが、ソフトはあくまでも“黒子”であり、ソフトウエアの開発会社やブランドがユーザーの目に触れるカタチで前面に出てくることはない。キャンバスマップルでは、ハードメーカーとともにPNDを共同開発し、「MAPPLEnavi」というナビアプリのブランドを消費者にアピールしているところに特徴がある。また、親会社が出版地図で圧倒的なシェアを占める昭文社であることを活かし、書籍とタイアップしたプロモーション活動を行うなど、独自のマーケティング手法をとっている。

◆MAPPLEnaviのキャラクターと“2”への進化のポイント

すっかり前置きが長くなったが、こんな前口上を言ったのは、上で述べたMAPPLEnaviの立ち位置がアプリの個性として表れているからだ。とりわけ“2”への進化では、旅行ガイド情報や、検索結果の優先表示など、独自性をより際だたせる進化を果たしている。

それではMAPPLEnavi2の基本的な特徴について紹介しよう。第一は、その地図デザイン。地図のベストセラー『マップル』をベースに、PNDの液晶に最適化したもので、明るめのパステルカラーで行政区分が色分けされ(100mスケール以下の場合)、主要国道は赤、高速道路はブルーと、マップルでお馴染みの色遣いでとても見やすい。スクロールの反応や描画も高速で、レスポンスで定評のメモリーナビ、サンヨー『ゴリラ』シリーズにも匹敵する。また、著名なランドマークは3Dアイコンで表示されるので、それぞれの位置関係が把握しやすいのもポイントだ。さらに昭文社地図の特徴でもある抜け道データは、画面上では水色に点滅し、ルート探索で利用することも可能となっている。

「PNDの画面では文字が小さくて…」という場合は、文字を拡大できる「でっか字」モードも備えている。

検索は「フリーワード」「住所」「施設」「電話番号」「周辺施設」など、カーナビとして必要とされる一般的な項目が用意される。そして“2”で新たに設けられたの検索メニューが「まっぷるコード」。 まっぷるコードは、キャンバスマップルの親会社昭文社が発行する『まっぷるマガジン』に紹介された観光施設や店舗 に掲載されている8桁の番号のこと。MAPPLEnavi 2採用アプリのナビ画面からまっぷるコードを入力することで、ガイド本と同様の施設詳細情報が表示され、目的地として利用できる。 

なお、MAPPLEnaviの特徴である施設のガイド情報は、約8万件を収録。さらにMAPPLEnavi 2では、『まっぷるマガジン ベストドライブ』シリーズで紹介された196のドライブコースを収録。予め経由地点も含めたドライブコースを設定することが可能だ。

◆「おすすめ順」表示、ひらがな検索にも対応

従来の“フリーワード検索”はロジックが改良され、ヒット率が大幅に向上した。また、MAPPLEnaviの不満点のひとつだった、ひらがな検索にも“2”ではしっかり対応。通称名、旧名称による検索も可能となった。さらに検索結果のリスト表示で「名称順」「近い順」に加えて「おすすめ順」を新設。独自のアルゴリズムに基づき結果一覧をソートし、昭文社ガイドブックで紹介されている情報の検索ヒット率を上げたという。

『YERA YPB505si』ではユピテル製PNDの特徴である、GPS情報を元にしたオービスやNシステムの警報機能も備わっている。さらにオプションのレーダー波&無線受信機能付クレードルを組み合わせれば、本格的なレーダー探知機と同様の機能が得られる。PNDメーカー独自の機能とナビアプリを組み合わせて製品化できることも、共同開発の強みと言えるだろう。

また、YPB505siではワンセグを初めとしてオーディオプレイヤーやフォトビューアーといったマルチメディア機能も備えている。

設定の自由度は高い

PNDとしては比較的大型の5インチ液晶を採用するYPB505siだが、デフォルトの設定のままだと画面上に表示される情報量が多いので、都内ではオービスの警告も少々煩わしく感じるかもしれない。だが、YPB505siは設定の自由度が高く、シンプルな表示に変更することも可能。活用するケースがそれほど多くないNシステムの警告表示や高速出入り口の拡大イラストといったものについては表示を省略して利用することもできる。

《北島友和》

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