東京ビッグサイトで開催された「世界旅行博2009」（18 - 20日）で、ひときわ目を引いたのが赤い高速バスだ。ロータリーエリアサービスの「キラキラ号」がそれで、なんでも若い女性に大人気だという。
現在、同社は東京地区から関西、東海、東北、中四国、九州など14方面28往復56便を毎日運行している。1日のトータル席数は約2000席。平日の稼働率が6 - 7割、そして週末はほぼ100％とのことだ。
「外観が赤ということもあり、女性客が多いんですよ。なかでも20代の女性が多い」と同社関係者。その理由はバスの中に入ってみると、うなずける。化粧室がほかの高速バスに比べて非常に広いのだ。
同社関係者によると、化粧室を広くするため、座席を1列分つぶしたそうだ。ものを置くスペースも十分あり、これなら落ち着いて化粧もできる。座席についても、1列4席ながら全席とのスペースを広く取ってあり、フットレストもついている。
運賃についても、安く抑えているそうで、「新幹線の半分以下にしている」という。ちなみに一番本数の多い東京 - 名古屋間は片道4000円。同社では今後、方面・便数を順次拡大していく計画だ。
