【チャレンジ三宅島09】 往復5000円でバイクと共に海を渡ろう
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東京から直接三宅島に渡るには、全日空が運行する飛行機と東海汽船が運航する船を使う2つの方法がある。ただ、羽田 - 三宅島間を飛ぶのは座席数56席のプロペラ機(ボンバルディア「DHC8-Q300」型)で、原付バイクを積む余裕すらない。
東海汽船はさるびあ丸(4900t)やかめりあ丸(3700t)を就航させているが、フェリーでなく客船のため、通常、積み込めるオートバイは排気量250cc未満まで。料金は2070円(50cc未満) - 6210円(250cc未満)だった。これをフェスティバル期間中は、コンテナに積み、一括して運ぶ。
過去2回フェスティバルでは、特別なコンテナ輸送のため、排気量を問わず1台3万円の輸送料が必要だった。オフィシャルツアーなみの高額料金で、モーターサイクルフェスティバルといいつつ、オートバイに乗れないイベントと言われたゆえんだ。
しかし、今回は“見る”から島内観光をオートバイで“体験する”フェスティバルに変貌。オートバイ持ち込みで楽しみやすい料金体系に変わった。かつては公道レースをと考えられた海沿いの道路だが、レースがなくてもツーリングできる。今年のフェスティバルの大きな目玉のひとつだ。
希望者はオフィシャルツアー参加と同時に申し込み、フェイスティバル開催の1週間前に都内保管所に車両を持ち込む。
《中島みなみ》