正面衝突事故で幼児が死亡、チャイルドシートが明暗か

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21日午後、富山県富山市内の国道41号を走行していた乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた乗用車と正面衝突した。双方のクルマは中破。被衝突側のクルマに同乗していた生後9か月の女児が死亡。双方の4人が重軽傷を負っている。

富山県警・富山南署によると、事故が起きたのは21日の午後3時55分ごろ。富山市長附(N36.34/E137.12)付近の国道41号を走行中の乗用車が路外へ逸脱し、道路左側の縁石へ接触。その弾みで対向車線側へ逸脱し、対向車線を順走してきた乗用車と正面衝突した。

双方のクルマは中破。被衝突側のクルマの後部座席に同乗していた生後9か月の女児が頭部強打でまもなく死亡。この女児の母親で、一緒に乗っていた34歳の女性が腰骨を折る重傷。運転していた同市内に在住する35歳の男性と、助手席に同乗していた3歳の男児が軽傷。逸脱側のクルマに乗っていた2人も軽傷を負った。警察は逸脱側のクルマを運転していた同市内に在住する64歳の男を自動車運転過失致死傷容疑で逮捕している。

現場は片側1車線の直線区間。調べに対して男は「助手席側に気を取られていた」などと供述しているようだ。警察では左方向に脇見をした際、ハンドルを左側に切ったことで縁石に接触したものとみている。

被衝突側のクルマにはチャイルドシートが設置されており、助手席に同乗していた3歳の男児は着座していた。後席での使用状況は不明。重傷を負った女性はシートベルトを着用していなかったとみられている。

《石田真一》

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