ジャガー、アメリカンルマンに XKR GT2 で参戦

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ジャガー、アメリカンルマンに XKR GT2 で参戦
ジャガー、アメリカンルマンに XKR GT2 で参戦 全 3 枚 拡大写真

ジャガーは24日、2010年シーズンのALMS(アメリカンルマンシリーズ)に、『XKR』をベースに開発した「XKR GT2」で参戦すると発表した。

ジャガーは今年1月のデトロイトモーターショーで、「XK」シリーズのマイナーチェンジ車を披露。デビューから2年半を経たマイナーチェンジでは、内外装のリファインを行うと同時に、エンジンが一新された。

最強グレードのXKRは、新しい直噴5.0リットルV8スーパーチャージャーを搭載。最大出力は510ps、最大トルクは63.8kgmで、従来の4.2リットルV8スーパーチャージャーと比較すると、84ps、6.7kgm性能が向上。0-96km/h加速4.6秒、最高速250km/h(リミッター作動)という1級の実力を誇る。

ジャガーはこのXKRをベースにしたXKR GT2で、2010年のALMSに参戦する。マシンの開発やレーシングチームの運営は、Paul Gentilozzi氏が率いるロケットスポーツレーシング社が担当。同氏は2001 - 06年にジャガーXKRで米トランザムシリーズに参戦し、5度の優勝経験を持つ。また2008年11月、米国ユタ州のボンネビル・ソルトフラットで行ったジャガー『XFR』の最高速チャレンジにおいて、363.188km/hというジャガー最速記録を樹立したことでも知られる。

マシンの製作はALMS主催団体、ACOのGT2レギュレーションに則って行われた。ドアやルーフ、リアゲートは市販モデルから流用。ボンネットやフェンダーは軽量なカーボンファイバー製に交換された。また、フロントリップスポイラーや大型リアウイングなど、エアロダイナミクスを向上させる改良も施されている。

ブレーキはブレンボ製でローター径は前380mm、後ろ350mm。キャリパーはフロント6ピストン、リア4ピストンとなる。クラッチはTilton社製の強化タイプ、タイヤはヨコハマ、コンピューターやデータロガーはボッシュ製を使用する。

ジャガーXKR GT2は26日、ジョージア州アトランタで開催される「プチルマン」の10時間1000マイル(約1600km)耐久レースにおいて、実戦デビュー。そして、来季はALMSのGT2クラスで、フェラーリ『430』、ポルシェ『911』、BMW『M3』、シボレー『コルベット』、ダッジ『バイパー』などとバトルを展開することになる。

《森脇稔》

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