【ボローニャモーターショー09】フィアット出展中止の衝撃

自動車 ニューモデル モーターショー
【ボローニャモーターショー09】フィアット出展中止の衝撃
【ボローニャモーターショー09】フィアット出展中止の衝撃 全 6 枚 拡大写真

フィアット・グループ・オートモビルズは24日、今年12月に開催されるボローニャモーターショーに出展しないことを決めた。イタリアの複数メディアが伝えたもので、フィアット、ランチア、アルファロメオの3ブランドとも参加を見送る。

【画像全6枚】

2009年ボローニャモーターショーに関しては、すでにBMW/MINI、ルノー/日産、GMが不参加を決めている。フォルクスワーゲンも見送りを検討中と伝えられているが、フィアットの不参加は国内主要メーカーであるだけに、関係者に衝撃を与えている。

ボローニャモーターショーの主催会社であるプロモーター・インターナショナルは、トリノにスタッフを急遽派遣し、フィアットに再検討するよう求めたが成否は不透明だ。

ボローニャモーターショーは、1976年に第1回が行なわれた。以後、毎年12月にイタリアの祝日である8日をはさんで開催されてきた。34回を迎える2009年の一般公開日は12月5日から13日。

トリノモーターショーが2000年の第68回をもって終了したあと、ボローニャはイタリアで開催される唯一の国際モーターショーとなった。だが、世界初の新型車は5大ショーに比べて少ない。これは従来トリノで発表を行なっていた国内メーカーやカロッツェリアが、より話題性の高いジュネーブモーターショーをはじめとする世界5大ショーにその場を移してしまったことが原因である。

そうしたことから近年のボローニャモーターショーは、F1模擬ピットストップやラリーカー走行会、人気ドライバーのショーといったイベント性を強調することで、独自の存在を模索してきた。ちなみに、2009年度のイベント・キャッチフレーズは、「Venite a giocare=遊びにおいでよ」である。

その方針は一定の効果を示し、昨2008年は入場料が24ユーロ(約3200円)と、ジュネーブやフランクフルトに比べきわめて高価だったにもかかわらず、97万人の入場者を維持した。

ただし、今回のフィアット不参加は、さすがに動揺を与えたようだ。主催者は25日に臨時の声明を発表。ボローニャモーターショーを予定どおり行なう見通しであることを再度示すとともに、モータースポーツとエンターテインメントを強調した一般客志向にすることを明らかにした。

声明は「イタリアは欧州自動車市場でドイツに次ぐ2位の座にあり、モーターショー開催に相応しい」と、明らかに苦しさが滲み出た文で締めくくられている。ボローニャモーターショーの行方は、同様の岐路にたつ東京モーターショーの未来を考えるうえで、何らかの道標となる可能性はある。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『スカイライン』新型が12月公開へ! 開発期間を半減、“日産復活の象徴”はどうなる?
  2. ヤマハ『XSR900』を「USインターカラー」に変身! ワイズギア、外装セットを限定発売 価格は29万9200円
  3. フォルクスワーゲン、新型EV『ID.ティグアン』を世界初公開へ エンジン車のティグアンも併売
  4. コメリの洗車用「デカスギドライクロス」に“片面仕様”登場! 絞りやすさと吸水力を両立
  5. BMW 3シリーズ 新型、9月30日デビューへ…第8世代は内燃エンジン全車がハイブリッドに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  2. タイ矢崎電線のアルミ新工場がタイに完成、生産量3倍に増強…送配電網・自動車向けに対応
  3. [Key Person Interview]圧倒的な地の利を活かすラストワンマイルの担い手…駅レンタカーシステム代表取締役社長小堀明夫氏
  4. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  5. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
ランキングをもっと見る